コースター@青山円形劇場

*ネタバレは読みようによってはあるかも。。。なので一応折りたたみ。


体力が消耗しきっている状態で臨んだので、正直寝てしまうことも想定していたが、脚本の力、出演者の力によって全くの杞憂に終わった。これまで結構多くの舞台を見ているけど、一番笑ったかもしれない。首都圏近郊に住んでれば、絶対にもう1回見に行ってる。


西村雅彦、保田圭の競演という、(個人的には)夢の競演。見せ場もたっぷりで、例のシーンでは会場大爆笑。西村雅彦の(あの)演技を圭ちゃんがやるのは、やっぱり無理があるぞ。不器用ながらも一生懸命、でもって普段の保田圭を知っているから、もう終始笑いが止まらない。


とは言え、ジャンルはコメディではなく、どちらかといえばヒューマン系。一人一人のキャラクターが持つ背景、想いetc。しっかりと人間模様が描かれており、かつ見終わった後で、何か忘れていていたものを思い出させてくれるような余韻。脚本、演出の大勝利といっていいだろう。勿論、出演者それぞれの演技力の高さも忘れちゃいけない。


これを見た後、軽く飲んだ席で話したこと。ハロプロという器の中で圭ちゃんの存在って決して大きい方ではない(むしろ、、、w)。だけど業界全体で考えた場合、圭ちゃんの積み重ねている経験値って、メンバーの中で一番大きいんじゃないかなって。一つ一つの仕事に対して、(自分自身の着実な成長とともに)確実な成果を残し、その評判が次の仕事のオファーへとつながる。とっても地味なことだけど、最終的に生き残るのはこういうタイプなんだよね。


保田圭にだったら任せてもいいかな」という信頼が確実に業界に広まっている。そんな印象を最近強く受けた初秋の夜。この人(の成長)を見ながら、自分がやらなきゃいけないことを、都度見直していくのも悪くはないな。