イングランドvsスウェーデン。

2002年6月2日@さいたまスタジアム2002。ここで私は初めて生でワールドカップを観戦する。その時の対戦カードが「イングランドvsスウェーデン」。アルゼンチンをシード国としながらも他にイングランド、ナイジェリア、スウェーデンという組み合わせは「死のグループ」にふさわしく、またベッカム復帰戦ということで否応無しに注目が集まる。ベッカムが日本で人気急上昇したのも確かこの頃だった。


オイラはスウェーデンTFTチケを持っていた。当然、座席はスウェーデンサポ側だ。3試合ともにするスウェーデンの黄色のユニを身に纏い会場に到着すると、そこはイングランドサポの山、山、山。日本人のほとんどはセントジョージクロスのユニを身に纏い、スウェーデンサイドにも侵食している。思いっきりアウェイだな、こりゃ。


そんな中、試合はイングランドが先に先制点を奪う。しかし、スウェーデンが同点に追いついた後は、スウェーデン優勢で試合は展開する。スウェーデンサポなら「あれは勝てたな」という試合だったし、イングランドサポにとっては「引き分けで良かった」という試合だったことだろう。結局「死のグループ」を突破したのは、この両国だったのだが。


あれから4年。再び同じグループで両国が激突する。しかもイングランドの監督はスウェーデン人のエリクソンだ。なんという因縁だろう。


試合前はなんとなく引き分けの予感がした。両者の相性、そして現在の順位からの予想だ。しかし、スウェーデンにとっては負けると万が一のこともありえる状況だった。また、イングランドにとっても負けて2位だとトーナメント初戦にドイツが待っているという状況。決して簡単な試合ではない。


試合はオーウェン負傷というアクシデントはあったが、イングランド優勢で展開していく。ジョー・コールの先制点は見事としかいいようがない。そして、後半40分のジェラードのゴールによって、38年勝星無しという呪縛からついに解放される。私ですらさすがにそう思った。


ロスタイム、私の好きなプレイヤーの一人、ラーションのゴールでイングランドの夢は潰える。どうやら、この両国の因縁はもうしばらく続きそうだ。


いや、早朝だったけど本当にいい試合を見た。明日はアルゼンチンvsオランダ、そして明後日は日本vsブラジル。見たい試合が(日本時間)早朝開始なので、少し生活改善が必要だ。さすがに、1時間半睡眠を3日続けたら身がもたない。