後藤真希 真金色に塗っちゃえ!@仙台サンプラザホール(昼公演〜)

昼公演。自分のスタイルであるメリハリのある応援がしっかりとできた。

取調室についての詳細は他サイト様にお譲りするとして、ここでは簡単に。

まず机脇になにやら意味ありげにぶらさがってるバッグ。それこそがごっちん私物のバッグであり、しかもそこからはピンク色のスケスケネグリジェが。更にKAOPONが婦人警官コスプレで(本物の)カツ丼を持ってくる。それをマジ食いするごっちん

今までの取調室は全てこの日のための前フリにすぎなかったのである。


楽曲の方は、盛り上がる方はいつも以上に盛り上がった。しかしそれ以上に印象的だったのが『サヨナラのLOVESONG』『涙の星』『オリビアを聴きながら』そして『秘密』のバラード4曲。後藤真希の奏でる1つ1つのバラードが本当に心にしみた。声ののびもほぼ完璧。感心しまくって、うなるように(勿論声は出していない)うんうんしながら聴いていたので、まわりから見たら凄くあやしかったかもしれない。



昼公演終了後。東北の爽やかな風で体をクールダウンさせながらたたずんでいると、何やら集団が大きな荷物を引っさげている。どうやら例の星サイリウム企画のようだ。そのうちの一人が私の方に近づいてきて、「お願いします」とチラシ、サイリウムを渡してくれた。会場の規模、企画メンバーとして行動している人の数、そして物量。まあ、成功は間違いないだろう。

自分はGM04Sではサイリウムを使っていない。サイリウムを使う必要なんてないし、じゃまなだけだから。だから、この企画は結構早くから目にしてたけど、自分から用意するつもりはなかった。ただこの企画のコンセプトはとてもしっかりしていて好感を持っていた。最近はなにかと色をそろえたがる傾向があるようだけど(結局、自分もそれに参加してたりする)、純粋な気持ちで望めたのはタンポポの時以来じゃないかな。

ただ、頼み方の悪い人(強制するような感じ?)も少なからずいたようで。この辺はホント難しい。



夜公演。オープニングの『ペイント イット ゴールド』から1曲1曲を時に激しく、時に静かに、時にフリマネしながら、これが最後であることを噛み締めた。


取調室。ピンクアフロのあっちゅん刑事。そして、いつもの場所にヤツはいない。

まわりがキョロキョロしている中、ステージに登場したのは「ごまあざらし」。背中には「ゴッチン 怒りマーク」。おそらく今回も自分でテープ張りをしたのだろう。でもなぜ怒り??

怒りマークはともかく、その姿は非常に愛くるしかった。しかもその姿で「逮捕しちゃうぞ。」とか、やっちゃたり。

ヘソ出し容疑は互いの過去写真の応酬。最初にごっちんがあっちゅんの恥ずかしい過去で先制攻撃をしかけるも、あっちゅんはごまっとうの「ご」で応戦。この辺はさすがにあっちゅんが上手。ってごっちんが勝っちゃたら面白みが全くないんだけどね。

あっちゅんと客席の息もぴったり。あのブーイングには確かに「愛」が込められてたよ。

いつものAランチは牛タン定食だったらしく(東口の牛タン屋と考えると「利休」以外ありえない)、おいしそうに肉をほおばるごっちんの姿が目に浮かぶ。

結局、二人ともヘソ出し容疑ということで、最後の色紙は後藤真希稲葉貴子二人のサイン入り。この色紙だけは、稲葉貴子さんに持っていて欲しいなぁ。


取調室でたっぷりとプレゼントを貰った後は、ファンからごっちんへの感謝のプレゼント。彼女はその光景を見て一瞬詰まるも、見事に歌い上げた。これまでのどんな『涙の星』よりも感情を込めて。これも後藤真希の成長といっていいだろう。むしろやばかったのはボクの方だった。


この『涙の星』をはじめ、バラードの各楽曲はCDなんかじゃとても満足できないくらいに成熟されていた。後藤真希の想いがメロディに乗って、聴くものの心を優しく包んでくれるような。勿体ないと思われるかもしれませんが、ツアー後半(東京以降)のバラードに関しては、最終日の『涙の星』で彼女が立て直すまでの間以外は、全て目を閉じて聴いていた。ボクにとってはサイリウムさえがじゃま。


最後のMC。ボクはこの時のMCがいつも好きだ。

それは、ごっちんが「前の方のみんな」「後ろの方のみんな」「2階席、3階席のみんな」「チビッコのみんな」「女の子のみんな」「男の子のみんな」と呼びかけるんだけど、自分の該当しないところは拍手で答えるんですよね。観客がお互いを尊重しあってるそんな感じは多分、ここでしか味わえない幸せ。


そして、(こんなにアツイ応援をしてくれるのは)「みんなだけだよ。」と生声のメッセージ。彼女もまた観客を信頼してくれている。この時の静寂は忘れられない。


『横浜蜃気楼』について一つ書いておこう。この曲に必要なのはとにかくライブ感。だからテレビでオケをバックにして歌う姿を見てもあまりピンとこない。しかし、ライブの盛り上がりの中でこの曲を聴くと全く別のイメージで捉えることができる(できた)。更に改良を重ね、秋ツアーで聞く時どのように仕上がっているのか非常に楽しみだ。


最後は『晴れた日のマリーン』。あっちゅんをはじめYUN、KAOPON、MICHIもGM04S公式ツアーTシャツ(白)を着て登場。すごくアットホームな感じ。3ヶ月も一緒に行動してたら、もう家族だね。


稲葉貴子の目には涙が溢れていた。彼女も自分の居場所を見つけることができたんじゃないかと思う。時には後藤真希を食う勢いで観客を魅了し、時には自分を落として会場を盛り上げる。そんなアナタがみんな大好きだ。アツココール、みんなあつかったぜ。

それからYUN、KAOPON、MICHIの三人にも、本当に素晴らしいダンス、演出をありがとう。




最後に彼女はこう問いかけた。

「みんな何色?」

それに対する答えはただ一つ。

「真金色!」