後藤真希 G-Emotion@市川市文化会館

なんとか名古屋前に間に合わせたかったので、こんな時間でのうp。また変なことを書いてるけど、こういうヤツもいるんだよ〜ってことをわかってもらえれば。


●前半(#01『SOME BOYS!TOUCH』〜#13『ALL OF US』)
後藤真希と4人のダンサーが創り出す世界。そこには大人のストーリがあり、それを主演:後藤真希と助演:ダンサーが見事に表現している。今回、はじめて男性ダンサーが加えた効果は極めて大きく、5人の織り成すステージが見るもの(ボク)をひきつけていく。イリュージョンはちょっと(というか絶対)いらないと思うけどw。


前半は(ちょっと誤解のある表現だが)ショー的な要素の濃い構成だった。数年前の浜崎あゆみのライブがちょうどこんな感じだったような気がする(今は全く行かなくなってしまったのでわからないのだが)。


本構成について、いままでのごまコンスタイルに慣れきったものにとっては、「動けない暴れられない」とか不評のようだが、何より「魅せる」という点に関してはハロプロ髄一のものを持ってる後藤真希。今までこういった構成がなかった方が不思議なくらいだ。個人的には100点はあげられないけど、十分合格に値する点数はあげられるかな(合格点は何点なのよ?という質問についてはノーコメントの方向で)。


楽曲について1曲だけコメント。#07『スッピンと涙。』これはもう絶品。もう、あの空間に「不安」という無駄な意識を持つ必要もなくなった。後藤真希の紡ぐ音楽に安心して身を委ねることができる。


●後半(#14『うわさのSEXY GUY』〜#19『スクランブル』)
良くも悪くもこれまでのごまコン。前半つまらなさを感じていた輩にとっては「待ってました〜」の世界だろう。だけどちょっと待ってくれ。これだと全く進化が感じられないのだが(ラストのあの曲でダンサーまでもがヲタ芸やってるし。。。)


前半と後半でハッキリとステージが変化してしまうため、この(全く繋がりのない)二つの世界に妙な違和感を感じてしまった。まあ、体は動いてたんだけどw。


●雑感
そういえば、去年の感想で今年は(実験的で賛否両論であったとしても)新しいことに挑戦して欲しいって書いたんだった。今回のステージには「挑戦」的な要素は多分にあったし、その点に関しては評価して良いだろう。


だが「今までのファンを離したくない」という想いでもあったのだろうか?後半に真新しさを全く感じなかった。ハロプロ特有のw「ビデオコーナー」でライブ感をぶつ切りってことはさすがになかったが、音楽的には1本の長い線が2本の短い線になってしまった感はどうしても否めない。結局今回のステージでやりたかったことは何?伝えたかったことは何?


ボクが見たのは初日公演なので、今後ステージは少しづつ変化していくことだろう。GM04Sではごっちんと一緒に、ファンと一緒に、ツアーを駆け抜けたけど、今回はじっくりと成熟を見ていこうと思う。そんなボクの今後の参加予定は越谷と大阪(ファイナル)。果たして、終着駅でボクは彼女の答えを見つけることができるのだろうか?


●最後に
よく松浦亜弥後藤真希のステージを比較する人がいる。これ自体は別に問題ないけど(自分もやってるし)、松浦亜弥に求めているものを後藤真希にも求めちゃいけない。二人の創り出す世界(音楽)は全く異質のものなのだから。それに、二人が全く同じステージをやっちゃったら見る方もつまらないでしょ。松浦亜弥後藤真希。それぞれのステージにそれぞれの魅力があると思うんだけど、どうかな?



2006/10/14 at 市川市文化会館
後藤真希 コンサートツアー2006 G-Emotion

01 SOME BOYS!TOUCH
02 LOVE LIKE CRAZY
03 LOVE缶コーヒー
04 横浜蜃気楼
05 ステーション
06 デート注意報

07 スッピンと涙。

08 もしも終わりがあるのなら
09 溢れちゃう...BE IN LOVE
10 LOVE。BELIEVE IT!
11 ペイント イット ゴールド
12 LIKE A GAME

13 ALL OF US

14 うわさのSEXY GUY
15 エキゾなDISCO
16 抱いてよ!PLEASE GO ON
17 ガラスのパンプス

アンコール
18 盛り上がるしかないでしょ!
19 スクランブル