松浦亜弥 進化ノ季節・・・@松戸森のホール21

今回、見た公演は初回公演(でもって個人的には最後?)。文章は相変わらずのグタグタw。


★開演前。
春ツアーを見た誰もが絶賛した後を受けての秋ツアー。しかもツアータイトルに「進化」と銘打ってきた。期待すればするほど、落胆したときの程度も大きいというものだが、、、遠路はるばる遠征するだけの価値は果たしてあったのかなかったのか?


★序盤〜落ち着いた中に見えた彼女の意欲〜
オープニングは白いドレスに身を包んでの#01『ずっと好きでいいですか』。しっとりとした入りで、この衝撃のコンサートは幕を開ける。ちなみにオイラはこういう感じでメロディを奏でる松浦亜弥は大好き(性格的には真逆な感じもするけど)


#02『渡良瀬橋』は森高千里さんが間奏時にフルートで演奏するというのは有名は話だが(オイラは見たことないです)、あややはこの間奏をピアニカで演奏。早くもどよめく会場。『渡良瀬橋』という楽曲に対する彼女の想いを、彼女なりの表現で我々に見せてくれる。彼女自身の生演奏は勿論「挑戦」であろうし、オリジナルに対するリスペクトの意も込められていたのではないだろうか?発売から時をたつに経て、楽曲がどんどんと「進化」していく感じが伝わってきた。


#03『気がつけばあなた』(何時の間にこんなノリになっていたんだw)で序盤戦終了。


★中盤1〜生演奏は唐突に〜
突然照らされる客席。すると、(自分の位置からは見えなかったのだが(なにせ天上界w))トランペット、トロンボーン、サックスの演者が1階通路を通っての入場して、そこから#04『The 美学』のイントロを生演奏。このイントロがすこぶるカッコイイのだ。


今までどんなに望んでも叶わなかった光景が、目の前で、通常のライブツアーで展開されていく。他から見れば全然普通な出来事なのだがw、これは「革命」だ。そして、ここから今回松浦亜弥が見せたかった(と思われる)ものが怒涛のごとく展開されていく。


この「べっちょないバンド」(あやや命名:姫路弁で「大丈夫」の意)の3人は1曲にとどまらず、その後もステージに残って演奏を続ける(確か#07『宇宙でLa Ta Ta』まで)。


#05『GOOD BYE 夏男』のノリは相変わらず好きだ。#06『ナビが壊れた王子様』の振りマネは簡単なので真似ておく。#07『宇宙でLa Ta Ta』ギザなつかしすw。


★中盤2〜唯一?感じた不満〜
続いては松浦亜弥が参加するユニット(と言っておくね)GAMの新曲#08『Thanks!』。これをセットに入れてくること自体に不満はないのだが、問題なのはその内容。どうして松浦バージョンとか準備しなかったのかなぁ〜。画面に映るPVのミキティ、そしてオケで聞こえてくるミキティの声にゲンナリ。ここまで続いてきたいい感じのテンションが一瞬にして壊されたって感じ。


その後の「スケバン刑事」の宣伝も正直長すぎ。


MCにおいて昼公演と夜公演で内容を入れ替えると言ってきた。新しい試みで大多数の人は賛成なのだろうが、1回しか参加できない人間のことも考えてくれ。


★後半1〜アコステコーナーからメンバー集合〜
トニーのギター1本による演奏をバックに#09『可能性の道』、#10『ハピネス』を歌う。『可能性の道』の冒頭で自然と客席は全員座る形になったが(後であややが喜んでたね〜)、これはあやや誘導で座らせても良かったと思う(「座る」と言う直接的な表現を使わずに「ゆっくり聴いてください」などの表現を使い、観客が座る時間を長めにとってやる)。座るときの雑音が結構ジャマなのよね。


#10『ハピネス』最高でした(これ以外に言葉がでてこないのだがにんともかんとも)。


ここからトランペット、トロンボーン、サックスの3人も合流して(あれキーボードの合流タイミングは?)#11『YOKOHAMA SING A SONG』〜#12『オリジナル人生』と続く。


あややが衣装チェンジで舞台を空けている間、「べっちょないバンド」の演奏が会場に響き渡る。こうなってくると、もう安心してみることが出来るよね(また流れ切らしたら
どうしようかと思ったさ)。


★後半2〜Let's Swing!〜
メドレーはいつも賛否両論分かれるところ。オイラはどちらかと言うと否定派。今回はどう表現したらいいのかな?通常のオケによるメドレーだったら、断固反対なところなのだが、今回は1曲1曲に対して、メドレー用のアレンジを準備しているし、勿論生演奏だし。たくさんのことを詰め込みすぎって思うところもあるのかもしれないけど、今回しかできないことを、今しか見ることができないものを正面から受け止めてやろうって、そう感じた。ジャズよりのアレンジが多かった感じで、ヲタノリ(それでもやるヤツはいるのだがw)を封印させたのも○


#14『デート日和』〜#15『恋してごめんね』と続いて、ラストは#16『I Know』で。生演奏なので、いつもより楽しさ倍増で大団円。


★アンコール
(個人的に)ハロプロの楽曲って、カップリングに良曲が多いと感じるのだが、#17『夢』もその1曲。曲間に静寂を作る時間があるのだが今回は×で。でも、これはすぐに成功しそうな気がする。最後は#18『女の友情問題』で幕を閉じる。勿論、生演奏。


★雑感。
個人的には(若干の不満はあるが)春以上に楽しいライブが展開された。やっぱり生最高ってことでw。振り返ってみると、#04『The 美学』以降、一部(しかもこれが最高に不満)を除いてずっと生演奏だったし。こうなってくると聴いていた時は良かったなぁと思った3曲も生演奏でアレンジを変えてやってくれればなぁ〜と思うのは仕方のないところか?


それでも、楽曲のひとつひとつに対して今回のツアーではこう魅せていこう、こう聴いてもらおうというアーティスト側の意思はしっかりと伝わってきたし(だって、オリジナルのままのアレンジなんてほとんどなかったでしょ)、何より松浦亜弥のこのツアーにかける想いを感じ取ることができたのは大きかった。


こういう展開になってくれば、こっちが心配する必要は何もない(いや、ちょっとはあるかなw)。松浦亜弥が紡ぐメロディ、松浦亜弥が創り出す世界観、そして松浦亜弥の「歌うこと」に対する想いを、これからも一つ一つしっかりと感じとっていこう。


最後にセットリストを紹介しておく。MCでも言っているが今ツアーは昼と夜で若干曲を入れ替えてきており、オイラが参加した公演は夜公演扱いのようだ。こうして見ると昼バージョンも聴いてみたい気が、、、(松浦楽曲大賞1位『私のすごい方法』今聴いたらどんな感じになるんだろ〜)


2006/09/09 at 松戸森のホール21
松浦亜弥 コンサートツアー2006秋 進化ノ季節・・・

01 ずっと好きでいいですか(昼:砂を噛むように…NAMIDA
02 渡良瀬橋(昼:風信子
03 気がつけばあなた

04 THE 美学
05 GOOD BYE 夏男
06 ナビが壊れた王子様
07 宇宙でLa Ta Ta
08 Thanks!

09 可能性の道
10 ハピネス(昼:私のすごい方法)

11 YOKOHAMA SING A SONG
12 オリジナル人生

13 メドレー
好きすぎて バカみたい〜桃色片想い〜ね〜え?〜
SHALL WE LOVE?〜LOVE涙色〜Yeah!めっちゃホリディ

14 デート日和
15 恋してごめんね
16 I know(昼:絶対解ける問題)

アンコール
17 夢
18 女の友情問題