松浦亜弥 〜OTONA no NAMIDA〜@仙台サンプラザ

あやや的にもファン的にもプチ千秋楽的意味合いが強かった公演、そしてソロライブ通算300公演目と、何かと記念すべき事が多い公演となった。


★開演前。
会場は仙台サンプラザ。これまでに何度か足を運んでいるお馴染みの会場である。開演15分ほどに会場についたわけだが、いつもに比べて人の集まりが悪い。そしてバッタ屋さんも店を構えていない。ダフ屋は1人いたくらいかな。なんともさみしい。


開場後、中に入るとスモーク炊きすぎw。3階に足を運ぶと人の気配が全くなく、係員に「席はわかりますか?」と聞かれる始末。こりゃ3階開放してないな。こんなサンプラザ初めて。


オイラの席は2階最前ほぼ中央。寺田気分でのんびり見る予定だったのだが、後々そうも行かなくなるw。


開演直前の影アナはあやや本人。これって(プチ)千秋楽仕様?「あやや激怒、あややが姫路に帰っちゃうかもしれない」にはワロタ。


★第1部:「動」
え〜と、#01『I LOVE YOUの続き』初めて聴いた(爆)。後から聞いた話によると『渡良瀬橋』のc/wらしい。そう言えば、オイラ『渡良瀬橋』持ってないやw。


しかし、いきなりサードギアから入ったな。初めて聴く曲だけと、凄くノリのいいライブ向きな曲(CD音源は全く違う印象らしいがw)。この曲だけで会場の空気を完全に掴んだ感じ。本曲と次の#2『奇跡』の繋ぎも非常にスムーズ。序盤は完全に「動」を意識した構成。#03『SHINE MORE』への流れもなかなか渋いところをついてくる。完全に意表をつかれた序盤戦となったが、これは今まで体感したことのないあややコンのまだまだほんの序章。


★メドレー。
このメドレーの使い方(1曲1曲が短い)に賛否両論あるようだけど、オイラ的にはむしろこっちのタイプの方が好き。ノーマルメドレーはそこに意図を感じられないことが多くて、それだったらやらないでくれ!というのがオイラの持論なもんで。


カントリーの登場のさせ方も上手かった。その後の#5〜#7は、まあ無難なチョイスかな。オイラ的な感覚で言うと、あややの楽曲→カントリーの楽曲はちょっとバランスが悪いかな。


★第2部:「静」
青いドレスに身を包んで登場のあやや。を、いよいよ来ましたか。と思いきやここでMC。いや、MCはいいんだけどね、ここは短めに押さえてスムーズに生演奏のコーナーに入ってもらえたら良かったなぁというのはある。


だって、あややさん、話長いし、面白すぎ。そんなきれいなカッコなのに、もうカエルの話なんてw。おこちゃまなんだからw。


観客に着席を促すあやや。ここから会場の空気は一転。


生演奏コーナーの静寂。このコーナーについてオイラに何を語れと。ごまコンで感じる「もしかしたら?」という不安感も全くなく、(ハロプロで)唯一その場を求めていた広尾のDSよりも更に厳かな空気で満ち溢れている。ほんのわずかな物音ですら騒音と言えよう。そんな厳粛な空間の中、松浦亜弥の歌声、ピアノとストリングスの音色が響き渡る。


みうなじゃないけど「宇宙」を見たね。


★第3部:進化型「動」
ここでカントリーさん登場だが、このタイミングは正直微妙だった。ここで長いMCに入るんだけどこのタイミングもう〜ん。どうせならカントリーさんにも1曲歌わせてあげたかったかな。


で、生演奏はもう終わりかなと思ったら、その後も何曲か登場していただいて。でも、こうなるとオケの音が邪魔で邪魔でしょうがない(正直、オケの音がでかすぎてピアノ、ストリングスの音色がほとんど聞けなかった)。生演奏オンリーの「動」も見たかったと言うのは贅沢か?


楽曲的にはあやコンでも人気のある盛り上がり系の曲を並べていたため、さほどのサプライズはなかったが、心地良い一体感が階下では展開されている。あ〜、もう下にいきたくていきたくてたまらないwww。#16『絶対』では(仙台限定の)ウサギさん登場w。


ラストは早着替えから白いドレスに。このドレス姿が今日の中で一番好きな衣装かな。で、「お、生足」と思ったら、生足たる所以を話してくれての#17『砂NAMI』は生演奏つき。松浦亜弥という人の世界観の根底を見せつけられたような気分。オイラの目にはいつの間にか涙。これこそ大人の涙w。


★アンコール
アンコール明けの2曲は定番なんだけど、曲順の妙に感心。普通に考えると『笑顔に涙』が後なんだけど、これを歌い終えた後に「もう1曲歌いたい!!」という気持ちを強く押し出してのハッピーソング。こういう終わり方、好きだね。


アンコール後のMCでは生声で「めちゃめちゃ楽しかった〜!!」と大声をあげ、緞帳が一旦下りた後に力士の着ぐるみ&ヅラでの「仙台(ツップリ)」。本当に千秋楽という気分で会場を後にした。


★雑感。
当初、松浦亜弥のコンサートは「静:動=7:3」くらいと予想していたのだが、箱を開けてみれば「静:動=3:7」のかなり動きの激しいライブだった。


「動」の部分については、観客1曲1曲に対して単純にヲタ芸、フリマネをするというものではなく(そういう人も中にはいるのでしょうけどw)、前半の(初参加の人なら)誰も予想できないであろう選曲、及び、曲のつなぎ、後半の生演奏との融合(オケ邪魔!)。今まで(ハロプロでは)誰もなし得なかったことに対して積極的に挑戦し、しっかりと結果を残している。ここで言う結果とは、そうだな、自分の心の中に深く染み入るってことかな。「動」なのに「染み入る」ってのもなんか変だけど。


生演奏のあの圧倒的な空間こそが、今回のツアーの主たる部分と言う人もいるだろうが(勿論それは間違いではない)、個人的にはこちらの「動」の部分こそが、松浦亜弥が主張したかったことなんじゃないかなぁ〜とも思ってる(ツアータイトルとは全然違うけどさ)。


勿論、「静」の部分の主たる生演奏のコーナーは、当初予想していたものをはるかにしのぐ空間であったことは間違いない。こんな空間に無防備に身を委ねて、そこで紡がれる音楽だけに集中できるなんて、、、ここ数年夢見ていたことが現実となってもうなんて言っていいか本当にわからない。


全く、、、いつだって「松浦亜弥」は先頭を走ってる。羨ましいよ、ホント。



2006/06/04 at 仙台サンプラザ
松浦亜弥 コンサートツアー2006春 〜OTONA no NAMIDA〜

01 I LOVE YOUの続き
02 奇跡の香りダンス。
03 SHINE MORE

04 メドレー(松浦・カントリー娘。
GOOD BYE 夏男〜THE 美学〜GOOD BYE 夏男桃色片想い
From That Sky〜Yeah!めっちゃホリディ〜
I know〜GOOD BYE 夏男

05 好きすぎて バカみたい(松浦・カントリー娘。
06 色っぽい女〜SEXY BABY〜カントリー娘。
07 浮気なハニーパイ(カントリー娘。

08 ね〜え?
09 LOVE涙色
10 初めて唇を重ねた夜
11 ずっと好きでいいですか?
12 渡良瀬橋

13 気がつけば あなた
14 ドッキドキ!LOVEメール
15 ナビが壊れた王子様(LOVE CHANCE)
16 絶対解ける問題

17 砂を噛むように…NAMIDA

アンコール
18 笑顔に涙〜THANK YOU! DEAR MY FRIENDS〜
19 トロピカ〜ル恋して〜る