互角。

ワールドグランプリ東京ラウンドの最終戦。相手は世界ランク2位のブラジル。日本とブラジルといえば、つい先日行われた、サッカーのコンフェデレーションカップにおいて、2-2と引き分けたことを思い出す。バレーボールに引き分けはない。オイラの心の中では、(競技は違うが)この試合が日本とブラジルの完全決着戦。


とは言いながらも、試合前のオイラの予想では、日本は確実に強くなっているけど、ブラジルのスピード&パワーにはついていけないのではないか?今回はせめて1セットをとって次につながる内容になってくれれば良い。くらいの想いだった。


蓋を開けてみると、序盤から日本の動きが良い。あのブラジルが日本のスピードについていけない。第1,2セットを連取し、これはいけると本気で思った。しかし、CM開けに流れた映像は第3セットではなく、第4セットだった(なんでやねん!)。これはフルセットにもつれるなと直感してしまったのは、テレビでバレーを見ているものの悲しい性。orz 第4セットになると、ブラジルが日本のスピードにかなり対応できるようになっていて、逆にスピード&パワーで自力を見せ始める。序盤はほとんど決まらなかったブロックポイントも決まり始め、前年王者の意地と底力を思い知らさせる。


最終セット。8-11となった時点で負けを覚悟した。しかし、ここから脅威の粘り。高橋、菅山、宝来、杉山、大友とどこからでも点が取れるアタッカー陣を竹下が上手く使い分け、同点、そして逆転。先にマッチポイントをむかえたのは日本だった。残念ながらDEUCEに持ちこまれ(大友のサーブミスは痛かった)、最後はついに力尽きた感じ。


試合内容は完全に互角といって良いと思う(相手も若手中心のメンバーだったけどね)。ブラジルとは決勝ラウンドでもう1度対戦することだろうし、今度こそ勝って最高の笑顔を見せて欲しい。今のブラジルは決して勝てない相手じゃない。


P.S.
この2試合を見て完全に菅山かおる選手のプレーに惚れた。169cmと小柄ながら打って良し、守って良しのオールラウンドプレイヤー。姫とか、白い妖精とか言ってるけど、もっと名前をアピールして欲しいものだ。<某局