名古屋。

名古屋に足を運ぶのは約2年ぶり。今でもハッキリ覚えている2003年2月9日。市井紗耶香が初めて自分の言葉で本音を語り、ファンとの間に信頼という「絆」を結んだ場所。この場所でのCUBIC-CROSSのライブは未だにハッキリと覚えている。

『Same Time』の曲中に紗耶香の髪を束ねていた髪飾りがはじけ飛んで、スポットライトが紗耶香を照らす中、ゆっくりと舞い降りたところ。その瞬間、紗耶香は今まで縛られてきた「何か」から解き放れたかのように、更にパフォーマンスを加速させた。これはライブの中でおきた偶然のひとコマ。でも今思うと必然の出来事だったのかもしれない。1年の時を経て、紗耶香は『モーニング娘。』からの脱却を自らのパフォーマンスによって証明したんだ。とにかく圧巻的な出来事だった。


2003/02/09@名古屋クラブダイアモンドホール
市井紗耶香 in CUBIC-CROSS LIVE 2003 「C:LIVE」ファイナル
レポより一部抜粋

この一瞬の奇跡は、今でもボクの脳裏の中に鮮明に残っている。この一瞬を超えた場面を、ボクはこの先にも後にも知らない。


あの奇跡を体感した名古屋にて、妹弟子・後藤真希が何を見せてくれるのか?それを目撃するためにボクは名古屋に足を運ぶのかもしれない。